ドリップコーヒー お湯の温度で味の比較

お湯の温度別のコーヒーの味の比較 ブログ

ハンドドリップでコーヒーを淹れる時は、お湯の温度が一つのポイントになります。

コーヒーの主な味覚表現は酸味・苦味です。これは、抽出の温度で調節で変わってきます。
高い温度で抽出すると、苦味成分が早く抽出されるので、苦味の強いコーヒーに。
低い温度で抽出すると、苦味の成分や香りの成分が抽出されにくく酸味のあるコーヒーに仕上がります。

今回使用した豆は、南米コロンビアのまろやかでコクのあるコーヒー「コロンビア スプレモ

準備

◎お湯の温度 : 「100℃」、「90℃」、「80℃」
◎中細びきの粉 : 20g(3杯分)
◎抽出したコーヒーの量 : 400cc
◎カリタのウェーブドリッパー・サーバー

抽出方法

ハンドドリップで3投式で抽出
出来上がりは360ccです。

結果

100℃

抽出時の粉の様子は、蒸らしの時は素早くガスが出てブワっと膨らみ、湯を注ぐときは黒く泡立つ印象でした。
味は、雑味や渋味も一緒に混ざった苦い仕上がりに。

80℃

蒸らしは粉が膨らまず、泡立ちが少なく、湯の落ちがスーっと早い印象でした。
香りや苦味が感じられず、酸味が際立つ味わいに。苦味がなく、すっきりとした酸味が好きな方にはオススメ。

90℃

蒸らしの粉は、マフィンのようにふっくらと膨らみ、注ぐ時は濁りのない澄んだ泡立ち方でした。
味は、雑味のない綺麗な苦味と酸味でバランスが良く、一番飲みやすいコーヒーに仕上がりました。


温度計がないなど温度が確認できない場合は、やかんで沸騰させた湯を、抽出する用のポットに移し替えることで96~92℃くらいまで温度が落ちます。

その日その日、粉を蒸らす膨らみ方で、今日はうまくいったぞ、温度が高すぎたかな?と確認しながら淹れるのも、面白いかもしれませんね^^