コーヒー豆購入後の保存方法

コーヒー豆の保存方法 ブログ

 やっと秋らしい気温になって、同時にコーヒーも香りがより立つ季節になりました。以前はコーヒーの日である10月1日には朝晩は冷え込む時期でしたが、最近は4週間ほど夏が伸びている感じでしょうか。

 さて、店頭でよく聞かれる質問シリーズ「購入後のコーヒー豆の保存方法」ですが、一番簡単な方法は封を開けたら、“そのまま空気を抜いて輪ゴムで縛り、引き出し等の冷暗所に保管”をおすすめしています。

袋を輪ゴムで止めた図
開封後は、口を数回折りたたんで輪ゴムで止める

 当店の使用しているコーヒー豆の袋は透明ですが空気(酸素)を通さないタイプですので、そのまま保存に使用しても問題ありません。フリージングパックやプラスチックの容器は空気を通すため、コーヒー豆の保存には適していません。

 ちなみに、脱気してお渡ししている当店の袋が、時間とともに緩んだり膨らんでくるのは、コーヒー豆から徐々に放出される炭酸ガス(二酸化炭素)で、外気が袋内に入ってきているわけではありません。

豆から放出される「炭酸ガス」で袋が膨らむ

 封を開けないまま保存する場合は、そのまま冷凍保存をおすすめしています。個人的に低温保存は香気成分の昇華(発散)を遅らせると考えています。冷凍庫内は低温で暗所、封を開けていない当店の袋に入っていれば空気にも触れず最適な場所と思います。

未開封は、冷凍庫

 開封後に冷凍庫や冷蔵庫から出し入れすると、結露した水分が冷凍されての繰り返しで水分を含んできますのでおすすめしていません。コーヒー豆(粉の状態でも)水分を含むと抽出の時に香りが立たなくなりますし、急速に劣化が進み不快な味が出始めます。

開封後の冷蔵保存はNG

毎日飲む方は ”空気を抜いて輪ゴム・冷暗所” をおすすめします。

コーヒーの劣化とは何か?についてはまた別のブログで説明します。